ポルカで青森のおばあちゃんに会い行った。
こんにちは。
ざかしです。
みなさん!本当にありがとうございました。
"青森のおばあちゃんに会いに行きたい!"
という内容で、群馬~青森の往復の交通費の支援金を募らせていただきました。
そして、目標額に達成して、青森へ行ってきました!リターンとして、Twitterやブログなどで報告する、という約束になっていましたので、ブログにて報告させていただきます。
僕のおばあちゃんは、657kmも離れた遠い青森の施設で寝たきりになっています。
一人では起き上がることもできない
歩くこともできない
食事をすることもできない
白内障で目も悪くて
耳も遠い
そんな状態です。
実はもうこの2年で9回も入退院を繰り返しています。2年前におばあちゃんは危篤状態になり、お医者さんから『ご家族全員集めてください。』と言われて、みんなで青森に行ったことがありました。
その時のおばあちゃんは、しゃべることもできないし、今にも亡くなってしまいそうなそんな感じでした。
でも僕たちが会いに行くと、
なんと奇跡的の回復を見せて、
ひとりでご飯を食べることができる状態にまで回復したんです。
おばあちゃんいわく、
みんなに元気な姿を見せたいから
頑張ってスプーンをもって
ご飯も完食してみせた。
と言っていたそうです。
その時、僕たちは
『また来るからね。』
と声をかけて群馬に帰りました。
おばあちゃんは
寂しそうに手を振っていました。
正直、いつでも会いに行ける距離じゃないし仕事の休みもなかなかとれない。
だから、これがおばあちゃんとの最期になるんじゃないかな?って思って、涙が止まらなかったです。
あれから2年が経ちました。
僕は、『また来るね!』とおばあちゃんに約束したにも関わらず、おばあちゃんの回復力を目の当たりにして、安心していたことに甘えていて、会いに行かなかった。
僕は、おばあちゃんに会いに行くことを
決意しました。
今年の春くらいに、
7月に会いに行こう!と決めていました。
僕は、今、LINEスナックに取り組んだり、ゴミ拾い活動をしたり、人に手紙や色紙、プレゼント企画などをして、"人を喜ばすこと"に尽力しています。
そういう活動をして行くなかで、
クラウドファンディングというものを知りました。
やりたいこと、好きなこと
達成したいことを明確にし、
支援金を募るサービス。
僕自身も、『応援したい!』と思った人には、支援をしています。コンビニやファストフード店では、以前から募金も積極的にするようにしていました。
これは、信用がなければお金は集まらないというもので、クラウドファンディングを知ってからも、なかなか怖くて始めることができませんでした。
何が怖いかというと、
支援金が集まらなかったら
『信用がないんだ。。。』
と落ち込む自分がいると思ったからです。
僕は自分に自信がなかったんです。
だからクラウドファンディングをすることができませんでした。
でも、僕は今回、
青森のおばあちゃんに会いに行きたい!
その交通費の支援をお願いします。
という内容でクラウドファンディングをやらせていただきました。
僕は、自分に自信がなかったけど、
朝早く起きて手紙書いたり
時にはゴミ拾いをしたり
仕事の合間にメモ帳に人を喜ばすための方法を書きまくったり
奥さんのサプライズを考えたり
LINEスナックという、大人が憩える場所を無償で考えて無償で運営したり
プレゼント企画でみなさんが喜んでもらえるようなことを考えたり
時間とお金を使って一生懸命やってる自分が確かにいることに自信を持たなければ!と思いました。
そしてクラウドファンディング成功=信用がある人間
と捉えているので、周りの人から支えられている人間になったよ、愛されてる人間になったよ
そんな姿でおばあちゃんと会いたかったのです。
だからクラウドファンディングさせていただきました。
すると、開始して2週間くらいで、
目標額の60%~70%を達成することができて、一ヶ月で目標金額を達成することができたんです。
さらに目標額より上乗せで支援をいただきました。
僕は、みなさんからご支援いただいたお金で青森に行って青森のおばあちゃんに会うことができたのです。
奥さんも連れていき、おばあちゃんに紹介することもできました。
前説が長くなりましたが、
その青森でのことを
詳しくかいていきたいと思います。
◾️青森出発当日◾️
僕たち(僕と奥さんのこと)は
5時半に起きて支度して
地元の高崎駅を7時半発の電車で大宮駅に向かいました。1時間半ほどで大宮につき、大宮から新幹線で新青森へ。約4時間半ほどの長旅でした。
新青森駅に着いたときは、
『本当にこれたんだ。』
と感極まりました。
そして新青森駅からレンタカーを借りて、おばあちゃんのいる施設へ向かいました。
施設に到着すると、
「ここにおばあちゃんがいるんだ。」
と、また感極まりました。
面会の受付をしていると
『あ、石坂さんですね!遠いところからお疲れ様です!おばあちゃん待ってましたよ!』
と受付の女性の方に声をかけてもらいました。
部屋に案内され、
いよいよ、再会。
おばあちゃんはベッドで寝ていて
テレビを眺めていました。
僕:「おばあちゃんー!!!」
おばあちゃん:「…?」
僕:「俺だよ!俺!わかる?!会いに来たよ!」
おばあちゃんは、
笑顔でうなずいてくれた。
そして、
『大きくなったね~。嬉しいよ。ありがとう』
と言ってくれました。
僕:「大きくなったねーって、2年前も会いに来たじゃん~笑」
そんな会話をしながら、
おばあちゃんとの再会を喜びました。
おばあちゃんの施設の部屋には
たくさんの色紙や手紙、
メッセージカードがたくさんあって
本当に愛されてる人なんだなって実感した。
そして、カレンダーには
6月30日のところに、
でっかく"まご"と書いてありました。
おばあちゃんは僕が会いに来ることを本当に楽しみにしていたんだな。と思い、泣きそうになりました。
そして、僕は奥さんを紹介しました。
「おばあちゃん、俺ね、結婚したんだよ。この人、奥さん!俺の奥さん!」
おばあちゃんは奥さんのことをじっと見て
「そうかそうか~。
めんこいなあ~(可愛いね)」
と満面の笑みで、
僕の結婚を喜んでくれました。
おばあちゃんはとにかく優しかった。
見た目は痩せてしまってだいぶ変わってしまったけど、おばあちゃんの優しさは全然変わってなかった。
僕は青森には二泊三日しました。
最後、群馬に帰らなければいけない日も、午前中におばあちゃんのところに行った。
バイバイするのが嫌だった。
「おばあちゃん、俺たちそろそろ帰らなきゃいけないから帰るね。またくるからね~」
耳が遠いおばあちゃんに、
大きな声で伝えた。
すると、おばあちゃんは、
窓の外を見て、僕にこう言った。
「こーんなにお天気が良いなら、出掛けたくるなあ。足も動かないしご飯も食べられない。でも、今度来たときは、一緒に出掛けたいなあ。」
って。
だから僕はおばあちゃんに
「そうだね!また出掛けようね!子供の頃、おばあちゃんとよく一緒に出掛けたこと覚えてるよ!ジャスコに行ってコインゲームしたりアイス食べたり、おばあちゃんと手を繋いで温泉街歩いたり。本当にありがとう。また一緒に出掛けたいよ!だから元気でいてね!!またね」
おばあちゃんは
僕たちが部屋から出ていくまで
ずっと手を振ってくれていました。
みなさん、
今回僕はみなさんの優しさに触れることができました。今回のポルカは、一部批判的な意見もありました。でも僕はおばあちゃんに会えたしおばあちゃんも物凄く嬉しそうにしていました。奥さんをおばあちゃんに紹介することもできたし、おばあちゃんから最後、前向きな発言も聞くことができました。
僕はまた会いに行きます。
もっともっと成長して
おばあちゃんに誉めてもらえるような男になって会いに行きます。
本当に最後になりますが、、
本当にありがとうございました。
ざかし。